できるだろうではなく、ひとつづつ確認する事が大事
先日、過去問を見ているとペーパー以外の試験内容に様々な問題がありました。
その中でも、「みかんの皮をむく」や「レゴ」、「赤、青、黒の3色でのお絵かき」などが目につきました。みかんの皮はむけるようになったのですが、レゴで何かを作成してくださいと言われた時に短時間で何かを作る事はできるのだろうか?と心配になりました。
昔と違って、レゴはシリーズが沢山出ていますが最近は作り方がブックに書いてあり一人でブックを見ながら作成できます。
ただ、ブックなしでの作成ができるかどうかが問題です。まず、レゴではなくつみきで何かを作ってもらうと短時間でお城を作る事ができました。
次にレゴでお願いしてみたところ、つみきほど早くはありませんでした。
次に「赤、青、黒の3色でのお絵かき」という課題がありました。幼稚園でお絵かきはいつもしているので問題ないとは思いましたが3色という事もあり、同じ3色で描いてみてもらいました。
すると、画用紙の下に小さな車の絵を描きました。普通のお絵かきなら問題ないのですが、やはり小学校受験の課題ですから空白が目立つものはダメです。
時間がかかりすぎる絵もダメです。画用紙いっぱいを使用して短時間で早く描ける「得意な絵」を決めておく必要があるなと思いました。また、課題に対応できるように「公園で遊ぶ絵」、「動物の絵」、「家族の絵」、「乗り物に乗っている絵」などの練習も必要です。
あとは幼稚園でもよく使用しているので安心していた「はさみ切り問題」。幼稚園では、切るのが遅くても待ってくれますので急いで切る事はありません。
小学校受験での、この「はさみ切り」は限られた時間の中で行うのでスピード力が必要となってきます。先日、過去問と同じように「とんぼのめがね」の歌が終わるまでに切りましょう。と行って、試してみたのですがスピード力がなくできませんでした。
この、「とんぼのめがね」の歌ですが3番まであるのに意外と早いんです!!すぐに終わってしまいます。曲を繰り返し聞くうちに、「もうすぐ終わるな。」と認識する事ができると思い「ひもとおし」や「ちぎり絵」の時などにも聞かせていると、スピードがアップしてきました。
「できるもの」と「できないもの」のチェックをする
「巧緻性」について色々を調べていたところ、チェックリストが書かれてあるサイトを見つけました。息子にもできないものがありそうなので、一つずつ確認してみようと思っています。
・片結びができますか?
・蝶結びができますか?
・縄跳びの紐を束ねて結ぶことができますか?(縄跳び結び)
・風呂敷でものを包んで結ぶことができますか?
・エプロンを後ろで結ぶことができますか?
・三つ編みすることができますか?
・とめ結びをすることができますか?
・紐を輪にしてつなぐことができますか?
・小さな箱に輪ゴムをかけることができますか?
・安全ピンで名札をつけることができますか?
・紙を数枚揃えてクリップで止めることができますか?
・ハンカチをきちんとたたむことはできますか?
・洋服をたたむことはできますか?
・お箸を正しく持つことができますか?
・お箸でものをつまんで移動させることができますか?
・折り紙で何種類かのものを折ることはできますか?
・セロテープを無駄なく切ることができますか?
・セロテープでしっかりつけることはできますか?
・のりをはみ出さないように貼り付けることができますか?
・スティックのりや液状のりを使うことができますか?
・のりを端までしっかり塗って貼り付けることができますか?
・紙をちぎることはできますか?
・線からはみ出さずにクレヨンやクーピーペンで色を塗ることができますか?
・モールをねじってつないでいくことができますか?
・2色のモールをねじって1本のモールにすることができますか?
いかがでしたか?
とくに「ちぎり絵」は慣れやコツが必要なので、練習しないと難しい課題です。息子も、最初はなかなかできなくて嫌がっていましたが、3日もすればコツをつかみスピードが速くなってきました。
「のりづけ」も、好きなようにさせるのではなく「のりをはみださないようにつける」練習が必要です。のりは、手につけたら点を置くようにまず紙の3~4箇所につけます。そのあと伸ばしていくとのりが均等につけられて「はみ出し」を防ぐ事ができます。
小学校受験では、「ただ、塗ればよい」、「ただ、描けばよい」ではないので簡単な事ほど難しいなと思います。
あとは、紙の「山折り、谷折り」。意外と知らない子供が多いそうです。基本ができているかどうか、知らない事は何か?などをチェックしておくことが重要ですね!