先日、広島大学付属東雲小学校の学校説明会に行ってきました。当日は、雨がひどく降っていましたが300人くらいの方が来られていました。当日、来られなかった方もいらっしゃると思うので記憶をたどってお伝えします。
当日の保護者の服装と子供と一緒に行って良いのか
説明会は体育館でありました。自分の靴はビニール袋(持参すること)に入れ、スリッパを履いて入るとすぐに、入学説明会の資料と願書が入った封書を頂きました。
封書は男女別に配られていました。
私が、一番悩んでいたのは当日の「服装」と子供と一緒に行くべきかどうかを悩んでいました。
当日は雨が降っていた事もあり子供は一緒には行かず一人で行きましたが、お子様と一緒に来られている方もおられました。
洋服も悩みに悩み、結局私は紺色のスーツで行きましたが、70%くらいの方が普段着やオフィスカジュアルのようなスタイルでした。
雨だったせいか。パンツスタイルの方も多かったです。紺色のスーツにバッグ、スリッパなど全身「お受験スタイル」の方はおそらく私立小学校を受験される方かなと思いました。
お子様は、長袖のポロシャツに紺色のパンツ&ベストというスタイルでした。幼稚園の制服で来られていた方もおられました。
広島大学附属小学校の試験が終わって改めて、親子の服装について考える
広島大学付属東雲小学校の驚くべき学級編成とは
広島大学付属東雲小学校の学級編成は、単式学級・複式学級・特別支援学級の学級編成となっております。全国で唯一の3学級がある小学校は広島大学付属東雲小学校のみです。
まず特別支援学級があり、単式学級は男女各16名づつの32名が1クラスとなっている学級です。次に複式学級ですが、複式学級は1年生(男子4名、女子4名),2年生(男子4名、女子4名)の16名が一緒に勉強するクラスです。3、4年生、5、6年生となっていますので低学年、中学年、高学年と別れています。
ホームページによると
低学年の段階から児童が自ら主体的に学習を進めていく力を身につ けていく必要がある。本校では,異学年の児童が互いにかかわりながら,あるいはそれぞれに独立して, 自分たちの力で授業を進めていく姿を理想とし,教師はそのサポートをする(見守る)という立場をと っている。児童の司会を中心とした主体的な学習の経験を重ねることで,学習課題の共有,見通し,課 題の追究,ふりかえりという一連の学びを身につけるようにしたい。
と書かれてあります。児童が自ら学習を進めていき、教師はそのサポートをするという授業がどのような授業なのかとても気になりますね。
広島大学付属東雲小学校の主な年間行事
広島大学付属東雲小学校の特色や使命はホームページから見る事ができるので、説明会の簡単な内容と主な年間行事についてお話します。
4月・・・入学式、おむかえ遠足 ※おむかえ遠足とは新一年生をむかえて6年生を中心に全児童が班になり一緒に行動して行く遠足です。高学年が低学年の面倒を見る事で縦のつながりができ、絆が強くなります。6年生が一生懸命リーダーとなり、引っ張っていくので帰る頃にはヘトヘトに疲れているそうです。
5月末・・・運動会
6月~・・・」宿泊・体験学習(3年生から始まる)※3年(三滝宿泊学習へ1泊2日)、4年(上蒲刈へ2泊3日の海の学習)、5年(吉和へ3泊4日の山の学習)、6年(沖縄へ3泊4日の旅の学習)
9月・・・1ヶ月の教育実習期間
10月・・・しののめ祭り
11月・・・他校から先生方が研修に来られる研修会
2月・・・しののめ発表会(音楽や劇など、学芸会)
3月・・・6年生を送る会(5年生が計画して実施するのが恒例)、卒業式
となっており、毎月1回は行事があります。
行事には、3学級が一緒に行うので『学級を超えての横のつながり』と『学年を超えての縦のつながり』ができる仕組みとなっています。
説明会では、年間行事を20分くらいの映像で見る事ができました。とても分かりやすく凝縮されており、最後の頃には我が子が卒業したかのような錯覚に陥るくらい感動しました。
特に、3年生から始まる宿泊・体験学習では『海の学習』で行う、カヌーや藻塩作り、魚つり、ビーチ遊び、魚をさばくなどの海とのふれあい、『山の学習』で行う飯盒炊飯、川を逆流してあるく川上り、キャンプファイヤー、木を切るなどの山とのふれあいが印象的でした。
親元から離れて、自然にふれあう事で自立心やたくましく生き抜く力を学び育つ事ができると感じました。
保護者が参加する場も沢山あります
広島大学付属東雲小学校では、授業参観(年7回)、学年・学級集会(年6回)、個人懇談(年3回)、希望者の教育相談(年4回)など行事と合わせると、広島大学付属東雲小学校へ行く機会は多いそうです。PTA活動もあります。
その他の注意点
制服、制帽、体操服、帽子、上靴、給食エプロン、体験活動用のナップザックなどは学校指定です。学用品、通学靴などはある程度の基準を示しているものもあります。
学校に行ったら、まず体操服に着替える事から始まるそうです。
広島大学付属東雲小学校は、公立小学校のような放課後の学童保育がありません。
給食は毎日ありますが月に1度は弁当日があります。給食はアレルギー対応の除去食は行っていません。
登下校は徒歩及び公共の交通機関による『自力登下校』です。自家用車やタクシーは特別な場合以外は認められていません。
教育方針、通学(自力登下校)、地域での生活がお子様に向いているかどうか。
先生と協力したり、我が子を同じように他の子を思えるかどうか、他の保護者と連携できるか、リスクへの覚悟など以上を踏まえた上で、今一度受験されるかどうかを考えてください。との事でした。
子供の集団生活の中で、どうしても摩擦や衝突もあります。そうなった時に、我が子の事ばかりを考えるのではなく、相手のお子様も含めてどうしていくかを先生方と一緒に考えられる保護者の方に来て頂きたいと強く仰られていました。
毎月の諸経費(平成29年度現在) 給食費(月4200円)、自動貯金(月3000円程度の任意の額)、学級費(月1000円程度)、PTA会費(月1000円)
東広島に付属東雲小・中学校を移転、統合する計画を検討しています。と書かれた紙が入っていたので聞いてみました。
東雲小で入学した児童は東雲小で卒業すると聞いておりますとの事でしたので、安心しました。
東雲小学校の試験は9時~15時頃まであります。保護者もお弁当を持参し、別室で待機するそうです。