子供の性格が受験に不向きでも、国立小学校なら可能性はあるかも?

「お勉強が楽しい!」は最初だけ?

年長の春に小学校受験を決めてから、何も分からずただひたすら息子と勉強してきました。

家庭学習の独学で勉強した事で的を絞った課題以外の事を勉強してしまったり、難しい考え方で教えてしまい混乱をさせてしまったりと反省点は沢山あります。

息子は「お受験」というレールに乗った事で、人生が激変したと言っても過言ではありません。

最初は、「もしかしたら、ご縁をいただけるかも。」くらいの軽い気持ちで始めたので、息子もゲーム感覚で「楽しい!まだしたい!」と言って楽しんでいました。

月日が経ち苦手な課題や難しい難題になると、「楽しい!まだしたい!」ではなく、「あと、どのくらいするの?これしたら終わり?」となってきます。

問題を見るだけで、自分の「得意、不得意」が分かるのでテンションが明らかに違うのが分かります。

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夏休みを過ぎると、気持ちも本気モードに切り替わる

模試を何度か受ける事で、苦手とする課題や初めて知る事など発見が沢山ありました。

春くらいはまだ、幼稚園と変わらないような雰囲気で模試が終わった後も笑顔の子供が多かったように思います。

しかし、夏休みを過ぎたあたりから塾生の表情も変わっていくのがわかります。模試が終わる時間に迎えにいくと、下を向いたまま落ち込んた顔をしていたり自信満々の表情の子がいたりと一目で子供の心理状態が分かるほどです。

もちろん、「受験」を知らない息子もこの不穏な空気を感じています。

なので、夏休み後からは模試の時間を午前にしたり、午後にしたりしながら色々な塾生と会えるようにして模試の時間を変えたりしています。

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塾の「優等生」を見て、生まれて初めての衝撃を受ける事は大事

先日、ある塾の模試を受けた息子が「僕はもう模試を受けなくてもいいと思うんだけど。」と言いました。

「どうして?」と私が聞くと、「凄い人が多いから、僕は模試を受けても意味がないと思う。」とのこと。

よくよく、聞いてみるとチームで別れてゲームをした時に「作戦タイム」をするような指示がありました。

息子は、何も言えなかったみたいですが、作戦タイムが始まるとすぐに色々な意見が出たそうです。その光景に圧倒されて、自信を無くしたんだと思います。

小学校受験は、「ルールやきまり」で「できる、できない」を決めます。ペーパーも同じです。時間内にできないといけません。

息子は、色々な模試へ行きこの「優秀な子」たちを目の当たりにしてきました。きっと今まで出会った事がないくらいの人を見て衝撃を受けたのだと思います。

受験を始めてから苦手な事や初めて知る事が沢山あり、自分の「できる、できない」を初めて知った息子。

難しくてできない!と思っている事でも、周りの人はできている現実を目の当たりにするのがお受験です。

泣き出してしまったり「やりたくない!」と反抗的になる事もあり、お受験をさせる事に「不安」や「本当にこれでいいのだろうか。」などの疑問が沢山あった時もあります。

でも、何でもできてしまう「優等生」を見て成長したことは沢山ありますし、息子自身も「良い刺激」を受けて「良い方向に」変化していることは確かです。

「できなかった」事が「できる」ようになったことは、たくさんありますし「苦手課題」が「理解」できるようになった時の喜びもたくさん経験しました。

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子供の性格が受験に不向きでも、可能性はあるかも?

息子の性格はおっとりしているので、時間内にさせようとすると焦ってしまい頭が真っ白になってしまいます。

模試などを見ると、簡単な問題ほどミスが多く考え過ぎてのミスなのか焦ってミスしてしまうのかが分かりません。

私も、スピードアップできるようにタイムを計ったりなど色々と試行錯誤してきましたが、息子には逆効果だという事が分かりました。

そんなことを考えていると、国立小学校が求めている人材とこのお受験の勉強法にも疑問が沸いてきます。

時間内にスピーディーに何でもできて、思考能力が高く運動神経のある子どもばかりを「合格」とするならば、総合点数の良い順となりますが国立小学校の場合はそうではありません。

だとしたら、ペーパーができなくても、それ以外での行動観察やリトミックや巧緻性の評価が高ければ合格する可能性もあります。

同じようなタイプの子供ばかりを集める事はないと思うので、どこが決定打になるかです。

試験で、全く点数がとれなくて発揮できなくても合格する可能性はあるかもしれません。

「できなくても、一生懸命な子」、「子供らしさがある子」。とはどこで判断するのでしょうか。

息子の性格がお受験に不向きだという事は、経験してみて分かりました。ここまで、一生懸命に頑張ったし思い残す事もありません。

まだ試験まで1ヶ月と少しありますが、焦らず「息子の気質や性格」を大事にしていこうと思いました。

息子のおっとりとした性格や、物事に慎重になるところは受験に不向きでも「ダメ」なわけではありません。まだ、6歳ですしね。

私も、ラストスパートが近づき焦っていましたので、息子がもう少しスピードアップしてくれる事を「成長」と勘違いしていましたし、気づく事ができて良かったです。

息子の勉学はまだまだこれからなのに、このお受験で燃え尽きてしまわないように心を改めようと思います。

初心を思い出し「勉強したい!楽しい!」になるように。

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