昨日は、広島大学付属附属校の説明会でした。
資料が足りなくなるほど、沢山の方が来られているなと思いましたが来年受験する方や今後、お受験を考えられている方も来られていましたので人数の多さに納得しました。
広島大学附属小学校の入学説明会の様子と内容は?
広島大学附属東雲小学校の説明会の時との違いと言えば、紺色のスーツや紺色の私服で来られていた方が多かったです。説明会のご案内に「お子様の同伴はなるべくご遠慮ください。」と書かれてありましたので保護者のみで来られている方がほとんどでした。
広島大学附属東雲小学校のように、特別支援学級や複式学級は設置されていません。
広島大学附属小学校の役割や方針について
広島大学教育学部の学生を受け入れて教育実習を行ったり、近隣(広島県・広島市等)から先生方に参加していただき、研究会を開催しています。医学部や歯学部の学生が養護学校の資格を取る為に受け入れる事もあります。
他にも、全国規模(参加者約1,000名)の研究大会を開催し、全学級の授業を公開している為、授業風景の動画や写真に協力していただく必要があります。
同じ、キャンパス内に広島大学付属中、高等学校がありますが付属中学校への進学は外部生と同じように入学検査を受けなければいけません。エスカレーター式に進級できる訳ではないので、入学後も中学受験に向けての勉強が必須です。
昨年の入学調査の実施状況や卒業生の進学状況
平成29年度(平成29年4月入学)入学調査実施状況
項目 | 男子 | 女子 | 計 |
---|---|---|---|
募集人員 | 32 | 32 | 64 |
出願者数 | 197 | 183 | 380 |
受験者数 | 193 | 178 | 371 |
抽せん資格者数 | 71 | 70 | 141 |
合格者数 | 32 | 32 | 64 |
入学者数 | 32 | 32 | 64 |
平成28年度卒業生(平成29年3月卒業)進学状況
進学先 | 男子 | 女子 | 計 |
---|---|---|---|
広島大学附属中学校 | 14 | 14 | 28 |
広島大学附属東雲中学校 | 0 | 0 | 0 |
県内公立中学校 | 8 | 9 | 17 |
県内私立中学校 | 17 | 16 | 33 |
県外私立中学校 | 1 | 1 | 2 |
計 | 40 | 40 | 80 |
学校運営や教育課程について
各学年2クラス編成(1クラスは男子16名、女子16名)で2年間は同じクラスです。
低、中学年は学級担任が複数の教科を担当することもありますが、高学年では完全な教科担任制です。
1年間を前期(4月~10月中旬)、後期(10月中旬~3月)に分ける2学期制を採用しています。
東雲小学校と同じように、宿泊行事は3年生から始まります。
3年生「海辺の生活(1泊2日)」、4年生「林間学校(2泊3日)」、5年生「臨海学校(2泊3日」、6年生「研修旅行(3泊4日)」を実施しています。
児童館のような施設はありませんので、留守家庭の為の学童保育的な対応ができない事とアレルギー対応の給食などの対応はできないそうです。
諸経費として、給食費(1食290円)・PTA会費(月額450円)・児童会費(月額70円)の他に教材等の購入に充てるための「学級費」が毎月必要です。特に1年生は教材を購入することが多いので他の学年よりも多いそうです。
他にもPTA会費とは別に、教育援助金40,000円、学校教育研究会費5,000円、後援会費1,000円の計46,000円を毎年納める必要があります。
国立小学校なので、入学金などはないのですがこの諸経費や通学にかかる定期代、塾代や習い事を考えると公立のようにはいきません。
自力登下校で寄り道は認められません
児童の登下校も徒歩、または交通機関を利用することが原則で寄り道は認められていません。帰りに塾や習い事にそのまま行くことは規則に反するので、一度家に帰らなければいけません。
遠方から来られる方は一度自宅に戻ってからの通塾が、一番考えるところだと思います。
私も学校から直接塾に行けるものだと思っていましたが、よく考えると一度自宅で夕食を済ませて行ったり、塾弁を持って行くと思うのでどちらにしても一度自宅に帰る必要はありますね。
国立小学校は役員などの協力が多い
国立小学校は公立よりも人数が少ない為、役員や交通安全指導などPTA活動の協力が多いです。
親御さんがPTA活動などで、学校に来られる際も自家用車などは制限を設けているそうなので遠方の方は願書を出す前によく考慮してください。
最後に、昨年と違うのは通学許可区域について変更がありました。今年から入学願書の出願時はどこに居住されていてもかまいませんが、4月1日までに通学許可区域内に居住されれば良いそうです。