小学校受験に向けて今からできること ~巧緻性の課題編~

受験で使用した物の片づけ

息子の入学に向け、小学校受験で使用した参考書や模試などを整理しています。

参考書は、コピーして使用していたので綺麗な状態でお友達のママにお譲りしました。

大量の摸試の問題集やT社の摸試の時に購入した問題集などは、直接記入していますので捨てようと思ったのですがT社の摸試は塾長先生のメッセージが直筆で書かれてあるので、どうしても捨てる事はできませんでした。

息子には、模試だけ受けさせていましたが順位や点数などは教えていませんでした。これから先の人生において、つまづいた時やくじけそうな時に頑張った証を見せようと大事にとっておくことにしました。

そして、色々と見ていると懐かしくて整理するつもりが全然進みません。

小学校受験を決めて、お話の記憶などペーパー対策から始めたお受験でしたが模試を受けにいくにつれ、巧緻性やしつけなど後半はできない事の潰し込みで結構大変でした。

もっと、早く知っていたら早めに対策していたのに…。と後悔ばかりでしたので、これからお受験を検討されている方は是非、少しづつでも始められると良いと思います。

巧緻性

・紙を『ちぎる』と『さく』

今年は、毎年出題されていた巧緻性の課題がありませんでした。模試でも必ず、出題されていたので自宅でも毎日取り組んでいました。出題されなかったと聞いた時は、ショックだったのですが今年はまた傾向が変わるかもしてませんので、早くから始めておくことをお勧めします。

広島大学附属小学校の巧緻性は『ひもとおし』や『たま結び』、『紙を手でちぎる作業』が多く出題されています。

ぬり絵やシール貼り、などの出題も過去ありましたが実際にやってみて大変だったのは『紙を手でちぎる』作業でした。過去、食パンマンの顔の絵をちぎる課題が出題されています。

おりがみなどは、紙が薄いので比較的指先に力を入れなくてもちぎれるのですが、コピー用紙や画用紙にクマの絵を描いてちぎらせてみると最初は指が痛いとやめてしまったり、力が入らない事が多かったです。違う方向にちぎれてしまったり、さいてしまったりと大変でした。

左手でしっかりと紙を持ち、右手を手前に動かしながら紙をちぎっていくのですが、コツがいるんです。左手で紙を持つ時は、絵が書いてある黒い線のところに親指を置きます。右手は左手の親指にくっつけるように置きます。この状態から右手だけを手前に動かして少しづつ手でちぎっていきます。紙が厚くなると、指先に力が入るので疲れてしまい、ペースダウンしてしまいます。時間内に行わないといけないので、これは毎日行っていました。

車の中の移動時間でも、ひたすらちぎり絵をしていました。

あとは定規を使用して折り紙を半分に切ったり、何も使用せず折り紙を半分に折り、しっかり線をつけておいて紙を動かして切っていくという切り方もしました。当たり前ですが、何事もやり方を教えてあげないとできません。

男の子だからか、一番時間がかかりました。

『ひもとおし』と『たま結び』

ひもとおしは、ルーズリーフの穴があいたクリアファイル(ビニール製のもの)を100均で購入して使用していましたが(ひたすら、穴に縫うようにひもを通すだけ)、模試で紐が星型に通された例の写真が置いてあり、同じものを作りなさい。という課題もありました。息子は難しくて最後までできなかったと言っていましたが、

幻冬舎のパズル道場シリーズで販売されていました!早く知っていたら買っていたのに!

あとは、紐におはじき(真ん中に穴のあいたもの)を通してたま結び、またおはじきを通してたま結びを作る事もしました。

単純に、たま結びを均等に5個作って!6個作って!ということもやりました。5個作るにはまず最初に紐の両端に2個、真ん中に1個、その間に1個づつというようなコツを教えて、時間を計っていました。6個だとまたやり方は違うので、両端から2個づつ作らせていました。

やり方は、人それぞれですのでやりやすい方法を見つけてあげてください。

特に、おはじきなどを通してたま結びを作るような方法はおはじきが動くので難しいです。

お面作り

これも、何?と思われそうな課題ですが、一枚の紙にお面の絵と頭につける部分用に帯状が書かれた絵があり、テープの音声を聞きながらお面を仕上げていく作業です。

きちんと聞いていないと、違う場所をはさみで切ってしまいます。そして、時間内に終了することが目的なのでスピード力が必要です。

はさみ切りが早いことが、1番です。あとは、お面作りのプロセスを知っている事です。幼稚園でつくる事も多いと思いますが、テープを聞きながら作るとなると『山折り』や『谷折り』という言葉が出てきた時に戸惑います。あとは、最後のゴム通しです。ゴムの結び方を知らないと仕上がりません。穴が空いていてそこに輪ゴムを通すやり方も練習しておいたほうが良いです。

引用:ちびむすドリル

型取り

これは平成28年度の出題でしたが、ハートの形を枠の中に型取りするというものです。ハートの形を片手で押さえて、反対の手でハートの形をなぞっていきます。

幼児は、片手で押さえて反対の手で別の作業をすることが難しいようです。他にも、紙を筒に丸めて片手で押さえておき、反対の手で輪ゴムを通してとめる。鉛筆を5本まとめてゴムでとめる。など練習しました。

型取りは集中しすぎて型が動いてしまったり、カーブなどの時にどこでスピードを緩めてどう描くのかなど何回か練習しないとコツが掴めません。息子も星の形、スペードなど色々な形で練習しました。

試験の際は、トトロの『さんぽ♪』の1番が終わるまでに行うという課題でした。

おわりに

過去、『さんぽ♪』や『赤とんぼ♪』、『とんぼのめがね♪』など全て1番の曲が終わるまでに行うという年もありました。

私も、必ず曲をかけて行い曲のテンポや終わる時間を逆算して時間配分ができるようにさせました。聞きなれてくると『もうすぐ終わっちゃう~!』と分かってくるので、是非行ってください。

1番最初は、曲を聞く事に集中してしまいスピードが遅くなります。1番だけなので、時間は僅かしかありません。普段から聞きなれておくことが大事です。

他にもクレヨン3色だけで絵を描いたりしましたが、上記の課題が息子には難しくて時間がかかりました。

まだまだ知らない事が沢山あるなと反省しました。

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