小学校受験の一番の難問、一対多対応(いちたいたたいおう)とは
先日の模試で『一対多対応』という問題が出題されました。
息子はできなかったというより、全く意味がわからなかったと言っていました。
私も、『いちたいたたいおう』という言葉を初めて聞いたのですが『一対多対応』とは掛け算を理解する基礎みたいなものです。
例えばカレーを作る一人分の材料がジャガイモ2個、にんじん1個、たまねぎ1個だとすると3人分作るには、何がいくつ必要ですか。
これはまだ簡単なほうで実際に模試に出た問題は、花子さんはじゃがいも3個、たまねぎ1個しか持っていません。先ほどと同じ材料で、3人分作るにはあと何がいくつ足りないでしょうか。という問題。
全く意味が分からなかったと言っていた息子に納得しました。正直、こんな難しい問題6歳の子供ができるの??と思いました。できるとしたら、天才だと。
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『一対多対応』を学ぶ基礎練習とは
自宅でできる基本の練習として次のような事をすれば、頭の中で少しは理解しやすくなるとお受験経験したママから聞きました。
①お客さんごっこ
5人のお客さんに、コップを1個ずつ、キャラメルを2個ずつ、折り紙を3枚ずつ配るのに必要な数を考え、用意する。
お客さんに配り終えた時点で、あまったり足りなかったりした場合、その数を言う。
②車づくり
タイヤのついていない車両の絵カード(3種類)が見せられる。それぞれの車両(3~5台)を作るには、全部で何個のタイヤが必要かを考える。台数を変えていろいろ行う。
5台の自転車(タイヤが2つ)
4台の三輪車(タイヤが3つ)
3台の自動車(タイヤが4つ)
③袋づくり
3つの袋に3本ずつ鉛筆を入れるには、全部で何本の鉛筆が必要かを考える。
12本の鉛筆を3本ずつ袋に入れるには、袋がいくつ必要かを考える。(包含除の考え方)
全部の鉛筆の数と1袋に入れる鉛筆の数を変えて、いろいろ行う。
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息子と基礎練習をしてみて
早速、息子に質問してみましたが質問の意味を理解する事に時間がかかり、タイムアウトになりました。小学校受験の模試や問題には、質問が書かれていないので先生やテープでの質問を耳で聞いて頭で考えなければいけません。もちろん、1度だけなので1度で理解しなくてはいけないのです。
これを分かりやすく理解させてくれるのが塾のテクニックなんだろうなと思いましたが、それ以前にこのような難しい問題が出題されることに不安を感じました。
問題の意味が理解できなかった息子は、自信を失っていました。紙に絵を描きながら説明したのですが、頭の中が混乱していました。
今まで『お話しの記憶』が最大の難問だと思っていたので、私もまた一つ課題ができました。